注目が集まる漢方薬
生薬の力を利用した漢方薬の力が、見直されてきています。
科学物質をつかった薬剤と違って、自然にあるものを使った漢方薬は安全なイメージがありますよね。
ここ最近で注目されだした漢方薬が抑肝散(ヨクカクサン)です。
抑肝散は7種類の生薬によって構成されています。
- 熱や炎症をさまして、腹直筋の緊張を和らげる紫胡(サイコ)。
- 脳の循環を良くし、けいれんにも効果のある釣藤鈎(チョウトウコウ)。
- 水分循環を改善し、利尿作用のある蒼朮(ソウジュツ)と茯苓(ブクリョウ)。
- 茯苓には気分を落ち着け、動機を静める働きもあるとされています。
- 血行をよくし貧血症状を治す当帰(トウキ)と川きゅう(センキュウ)。
- 緩和作用のある甘草(カンゾウ) 。
以上の7種です。
これらが同時に働くことにより、より効果が表れるのです。
通常、漢方薬は煎じて服用します。
病院では煎じる必要のないように、乾燥エキス剤を処方されることが多いようです。
抑肝散は古くから使われていた漢方薬です。
中国の宋時代の「保嬰撮要」という書物の中にも記載されています。
主に神経系の症状に応用が効くとされています。
また、抑肝散加陳皮半夏という抑肝散に陳皮や半夏を加えた漢方も広く使用されています。
これは体力が低下して慢性化した患者に使用されることが多いようです。
今までは西洋医学の発達とともに、忘れがちだった漢方医学ですが、新たな症状の改善薬として再び見直されてきているのかもしれません。
